結論から言うと、授業は必要だと考えています。ただし、目的意識のはっきりしない授業は逆効果になります。さらにそれぞれの学習段階によって目的も異なります。
まず、偏差値が50に届かない生徒の場合「何をしていいのかがわからない。」「どんな分野なのかイメージがつかめない。」といったレベルの場合、授業の目的はその分野の概要とイメージをつかめるようになる事。例えば、保険の種類や契約などでも複雑なシステムや書類1つ1つを何なのか調べていたら嫌になってしまいますよね。そこで販売員の方が、どういった保険なのか手続きにはどの書類が必要なのかを簡潔に説明してくれるので短い時間で効率よく選定できるわけです。勉強でもこれは同じです。逆に、偏差値65近くなると授業の必要性は全く変わってきます。先ほどの例え話で言えば、いろいろなオプションや複数の保険を効率的に活用するにはどうすればいいのか、どの選択がベストなのかを習います。
いずれのケースでも、自分でコツコツと調べたり本を読んだりすることでいずれは同じ結論にたどり着きますが、そこまでに膨大な時間がかかりますよね。つまり授業というのは、効率の最適化ツールであると考えることができます。1年という時間のない環境で結果を出すためには、正しく授業を使いながら学習することが最適だと言えます。逆にいえば、あまり勉強が思わしくない状況から参考書だけで勉強を進めていくことは効率の観点からすれば無謀としか言えません。
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